共同検針とは

共同検針とは、スマートメーター通信ネットワークを活用して都市ガス、 LP ガス、水道の各メーターの検針データの収集や遠隔制御、装置情報(アラーム等) 等の収集を行うものです。
「共同検針運用ガイドライン」では、利用事業者と一般送配電事業者が共通の運用事項等を定め、スマートメーター通信ネットワークの適正かつ円滑な利用を確保するため、記されております。
※詳細は「共同検針運用ガイドライン」を参照ください。

共同検針システムの構図

特定計量とは

令和2年6月に「強靱かつ持続可能な電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律(エネルギー供給強靱化法)」が成立し、分散型リソースの活用促進に向けた環境整備のため、電気計量制度の合理化を図る措置として特定計量制度が盛り込まれました。
特定計量制度で定める機器には「特定計量器」と「特例計量器」に分かれており、「特定計量器」については計量法で検定を受けた計量器となり、国が指定しております。
例としては、主にタクシーメーター、ガス・水道メーター、電力SM 等が規定されております。
「特例計量器」は、計量法では無く、特定計量制度の基準内で、取引・証明が認められた計量器を指しており、主に家庭での太陽光発電に関するPCS(パワーコンディショナー)やEVの充放電設備 等となります。
※詳細は経済産業省のHPにある「特定計量制度に係るガイドライン」をご覧ください。

IoTルートApplication認証とは

IoTルートApplication認証(以下「JUTA認証」という。)は、ガス・水道メーター等及び特例計量器と接続する無線端末と電力スマートメーター(以下、電力SM) に実装されたApplicationインターフェースの共通仕様を規定し、テレメータリング推進協議会にて認証したものです。

ガス・水道メーター等及び特例計量器とのインタフェースを有する無線端末は、920MHz 無線インタフェースを用いたIoT ルートにより、電力SM に接続されるように構成されております。

無線端末に接続されるガス・水道メーター等及び特例計量器が、IoT ルートによって接続された電力SM(A ルート)を介して、上位システム(HES(接続サーバ)、ガス・水道MDMS、電力MDMS 等)と通信可能となり、電力スマートメーター通信システムが、共同検針通信インフラ及び特例計量器通信インフラとして活用されております。

※仕様については、「IoTルートApplicationインターフェース仕様書」を参照

認証フロー

製品の認証

無線端末と電力SM の相互接続性を保証することを目的に、製品に対するIoT ルートApplication認証の試験を実施しております。
認証にはWi-SUN認証取得も必要となります。

試験用対向機の認証

無線端末や電力SM製品の認証試験用対向機について、試験用対向機認定に合格することで販売開始することが可能となります。

試験機関の認証

無線端末や電力SM製品を認定する試験機関について、認定試験機関認定に合格することで事業開始が可能となります。

よくある質問

IoTルートApplication認証に関するよくある質問は、以下ドキュメントをご参照ください。
更に詳細な質問に関しては「詳細なよくある質問」をご参照願います。